SDN と NFV

SDN (Software Defined Network) と NFV (Network Function virtualiation)の違いとは

SDNについては、目的はハードとソフトの分離だと思います。

いままでネットワーク機器はCisco, Juniper などのベンダからハードとソフト両方を購入して使用します。

各ベンダーは独自の操作方法(Ciscoによく似ていると思いますが)が用意されてるので、同じような設定でもベンダが違うと設定方法が異なったり、動作が異なるため、できるだけ同一のものを用意して設計や運用を効率的にする必要がありました。

ソフトとハードをわけることで、どのベンダーの機器(ハード)を使ってもソフトの部分は同じものが使えることで、特にハードを気にせずにソフトで設計・運用ができることが一番の利点だと思います。

NFVについては、機能統合が主な目的になるかと思います。

ネットワーク機器は主にルータやスイッチの他にFW, IPS, IDSなどセキュリティに特化した製品、パフォーマンスを改善するWan Performance Optmization hardware, パフォーマンスや状態を調査するハードなどいろいろな機器があります。特化した製品を別々に買わないといけなかったものを統合してネットワーク事業者が、機能統合してサービスとして提供することを指していると思います。

細かく言うと違うのかもしれませんが、個人的な区分けは上記な感じだと思ってます。これからは、クラウド事業者、ネットワーク事業者、もしくはSIerさんのオンプレでSDN/NFVが進んでいくのだろうと想像してます。

技術者の観点から行くと、だいぶユーザフレンドリーになってくると思うので、技術職は統合・減少方向にいくような気もしますが、深く理解せずパッパと設定できるのはやはり技術的なスキルセットが必要なので、より高度で広い知識が求められるのかなと思います。トラブルシューティングも考えただけで、嫌になりそうです。